■マフラー内部洗浄
基本濃度、2.5%(お湯又は水20LにKMC-500を500g)
として、汚れに応じた濃度調節を行って洗浄してください。
※70度前後の高温にする事で最高の洗浄力となります。
※注 沸騰させますと、洗浄力は逆に下がってしまいます。
バイク(特に2スト車)にお乗りの方で、
『最近イマイチ回らない・・ レスポンスが悪い・・』と感じてませんか?
もちろんエンジン性能低下、不調等、色々な要素が考えられますが、
マフラー内部に排気カーボンが溜まった状態で、
排気抵抗になり、フケが悪くなったり、レスポンスが悪化する場合も考えられます。
また、原付純正チャンバーは、詰まってしまったら、消耗品扱いで交換が当たり前です・・・
実際、レース業界では、ワンレース毎にマフラー交換や、内部の洗浄を行う程、
排気効率はシビアなものです。
レースでは、速効性と超強力性を求める為、取り扱い厳重注意(ドクロマーク)の
劇薬品等を使用しますが、一般では、中々使用できませんし、入手もできません。
また、チャンバーを『バーナーであぶって、カーボンを焼く』 と、いった方法は昔からありますが、
これも個人レベルでは機材、場所などで無理が・・・
ショップレベルでも、うまく取れない・・・ マフラーが真っ黒コゲに・・・
といった具合もあるようです・・・
ですが、
KMC-500でうまく内部洗浄をすれば、個人ユーザーレベルでも、
庭先などで洗浄が可能です。
やはり劇薬品などと比べますと、効果、洗浄力は、劣るため、
完全除去まではいかない場合もありますが、
(これは、汚れの状態、洗浄方法、内部構造などが絡んできます。)
きっちりとした洗浄方法で洗浄しますと、ヘドロのようになったカーボンがドロドロ出てきます。
洗浄方法は、濃度2.5%、お湯20Lに、洗剤500gを溶かして、
1・マフラー丸ごと浸け置き
(大きな入れ物が必要です。何リットルの洗浄液でマフラーが浸かるかは計算してください。)
丸ごと浸け置きで高温キープが最高の洗浄力を発揮させますが、サイズ的な問題がでてきます。
また、塗装を痛める可能性もでてきます。
2・マフラーの片方に栓をして、内部に洗浄液をいっぱいまで注いで、放置。
これが一番簡単で経済的な方法です。
マフラー内部容積を予め計算(計量)して必要量の洗浄液をつくります。
何度も言いますが、お湯での使用が洗浄力を上げます。
冬場は特に、何回かに分けて鍋などで再加熱させる、ストーブの前に置くなど、
温度を上げる工夫をしてください。
途中で『シャカシャカ』シェイクしてあげますと洗浄効果が上がります。
内部構造を把握できるタイプのマフラーは、中にボルトやナットを入れておく裏技もあります。
(意味は分かりますよね???)
焦らず、最低でも、半日もしくは1日たったら洗浄液を交換して、さらに半日や1日放置するぐらい
余裕をもった洗浄を行ってください。
洗浄後はエアーや、水道のホースでガンガン内部を洗い流してください。
マフラーの内部形状によってはしつこいぐらいの洗い流し作業を行ってください。
立て掛け洗浄に限って(マフラー内部)ですが、1週間程度放置も問題ないはずです。
ただ2〜3日で落ちない汚れは1週間でもあまり変わりません・・・
時間のある方はのんびりどうぞ。
洗浄後は風になってください。。。
※注意
パワーアップパーツではありませんので、
内部洗浄をしたからといって、極端なパワー、レスポンスがアップするものではありませんので、
マフラー内部洗浄の意味をご理解できる方のご使用でお願い致します。
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